buyer’s blog MENS/2026AW|なぜ、私たちはDRIESVANNOTEN(ドリスヴァンノッテン)を買い付けるのか ~PARISで感じたブランドの魅力~

2026.08.30

パリでの朝のルーティーンは街並みの散歩をしながら深呼吸をして、このファッションの都を全身で感じることからはじまります。
パリの街並みはいつも新鮮な気持ちにさせてくれる存在であり、刺激を受ける場所でもあります。
そんな洗練された街並みを歩きながら、いくつものショールームを巡り、次のシーズンにPARIGOTで展開するアイテムを選んでいきます。

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その中でも、私たちが特別な想いをもって向き合うブランドがあります。
それが、「DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)」です。

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ファッションに携わる人々なら、一度は耳にしたことのある、ベルギー・アントワープを代表するブランドではないでしょうか。
ブランドを設立したドリス・ヴァン・ノッテンは、祖父の代から続くブティックの家系に生まれ、幼少期からファッションがいつも身近にある環境下で育ったこともあり、アントワープ王立アカデミーに入学することは自然なことだったのかもしれません。
 
後の「アントワープ6」と呼ばれる世界的なデザイナーが生み出すデザインやテキスタイルは、世界中のファッショニスタを魅了し続けています。
”歴史があり誰も真似することのできない唯一無二の存在になっているブランド”というのは、そうそう存在するものではありません。

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「DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)」といえば、やはり独自のクラフトマンシップへのアプローチで創造される、プリント、テクスチャー、色彩、そしてシルエットを巧みに操り、トレンドを超越した美学そのものです。
皆さんが持つドリスのイメージは、個性があり、柄に象徴されるものだと思います。

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ドリスが織りなすクリエイションは、誰もが挑戦できる柄には見えないかもしれませんが、ドリスが組み合わせる”柄×柄×色”はなぜか成立するというところに魅力を感じます。
一見すると合わせにくそうな色柄でも、実際に袖を通すと成立する。そういった洋服がこのブランドには多いと感じ、買い付けの決め手となっています。

 
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また、単なる派手さではなく、オリジナルの柄と色の融合は、アートのような奥行きがあるとも感じています。
それはその商品自体が、時間が経っても色褪せず、古くならないことに繋がるからこそ、価値のあるブランドだと思っているのです。

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創業者であるドリス・ヴァン・ノッテンは、2024年6月をもって退任し、現在はジュリアン・クロスナーがクリエイティブ・ディレクターに就任し、そのDNAは受け継がれています。
「DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)」は、デザイナーが変わっても”ドリスらしさが”継承されていくブランドだと感じます。
 
ジュリアンはドリスの意志を継承・発展させるものとなっており、革新とクラフトマンシップを通じてブランドのコードを再解釈しています。

26AWメンズコレクションにおいては、成長する、大人になるという概念を探求したいという思いを表現したコレクションとなっていました。
 
ドラマチックでもロマンチックでもない、新たな始まりの喜びを称えるものとして、可能性が広がる瞬間、居心地の良い領域から離れ、初めて自分自身と向き合うその純真さと誠実さなどが詰まったものとなっていました。

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展示会場で、PARIGOTのバイヤーが大切にしていることはいくつもあります。
まずは、”PARIGOTのお客様にどう映るか”を重視しています。
 
どのようなお客様がご来店され、その商品がセレクトショップPARIGOTの中でどういう役割を果たすか、どう見えてお客様が手に取られるかの心情を読み取り、セレクトしています。

また、日本というライフスタイル、さらにいうとPARIGOTのお客様のライフスタイルにどう寄り添うかも重要な視点です。
 
例えば、「DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)」でいうと、柄域やカラーのバランス、着心地などをチェックし厳選して、実際に着た時のイメージを持って買い付けをします。
トップスとボトムの相性や、他のブランドとのミックススタイリングを考えた時のバランスなども、お客様にとっては大切なポイントだと思っています。
 
こうして、数ある多くのアイテムからPARIGOTとしてのセレクトをし、お客様にお披露目させていただきます。

続いては、DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)の26AWコレクションの中で最も惹かれたアイテムについてお話したいと思います。

ドリスらしさのある柄シャツは見てわかる通りですが、タイトピッチのストライプ柄は上品で洗練された雰囲気あるアイテムです。
 
ボルドー×グレーの配色に加え、キュプラ素材にすることで、光沢と素材感に表情のある仕上がりになっており、ドレッシーな中にどこか抜け感を感じる絶妙なバランスのシャツに惹かれました。
美術館やコンサートなどに行くようなスタイリングはもちろんですが、そういうシーンだけでなく、デニムなどカジュアルなアイテムと合わせて、ぜひ普段の装いにもお召しいただきたいアイテムです。

続いては、ウールニットです。
 
こちらも柄と色の組み合わせを解体し、再構築したようなグラフィックが象徴的なアイテムです。
色のバランス、柄の大きさなどがランダムに見えますが、デザインが計算されているようで、アートのようなグラフィックになっている点が魅力です。
 
バイヤーの観点では、この色の配色が1色でも違ったならば、買い付けを諦めていたかもしれません。そのくらい完成度の高いアイテムになっていると感じます。
大人の方が、ジャケットのインナーに合わせていると、それだけでスタイリングが昇華されますし、やりすぎていないオシャレを楽しむことができるのではないでしょうか。

 

最後に、DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)はどんな方におすすめかをお話させていただきたいと思います。
例えば、「人と同じ服を着たくない」「いつもではないけれど、たまには気分を変えて柄を取り入れたい」「ブランドロゴではなく、服そのものの魅力を楽しみたい」
 
このような方にはぜひおすすめをさせていただきます。
もちろん、多くの方にそれぞれの感性で自由にDRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)に触れていただきたいということは、いうまでもありません。

私たちPARIGOTがDRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)を買い付ける理由は、単に「美しい服だから」だけではありません。
 
服を着ることで、いつものスタイリングに少しだけ新しいエッセンスや視点を与えてくれる。

そして、何年経過してクローゼットを振り返ったときにも、「この服を選んでよかった」と思える。
そんな服との出会いを、パリから日本のお客様へ届けられたらいいな。
そんなことを考えながら、買い付けをしています。
 
それが私たちがこのブランドを大切にしている理由です。

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うれしいことに、私たちのそうした洋服に対する熱意や情熱が、DRIES VAN NOTENというブランドに伝わり、多くの店舗で取り扱いが実現しています。
ドリス・ヴァン・ノッテンのチームの方々にも、PARIGOTのことを最良のパートナーと迎え入れていただいていることに感謝しています。

 

Le GRAND CLOSET de PARIGOT / MAN GINZA SIX
(ル グランド クローゼット ドゥ パリゴ / マン ギンザ シックス)

 

Le GRAND CLOSET de PARIGOT Azabudai Hills
(ル グランド クローゼット ドゥ パリゴ 麻布台ヒルズ)

 

PARIGOT HIROSHIMA (パリゴ 広島)

 

PARIGOT MATSUYAMA (パリゴ 松山)

 

メンズの展開については、Le GRAND CLOSET de PARIGOT / MAN GINZA SIX店 5F、PARIGOT HIROSHIMA店 3F、PARIGOT MATSUYAMA店で展開がございます。
 
私たちの企業理念、ファッションに対する考え方、お店作りや接客のあり方などセレクトショップとしての使命に賛同してくださることには感謝しかありません。
 
日本でこれだけ展開させていただけていることは大変貴重で、都内はもちろん、地方でも豊富なラインナップをご覧いただけることは私たちにとっても嬉しい限りです。
国内では屈指の品揃えと、PARIGOTのフィルターを通した独自のラインナップをお楽しみいただけます。
是非、DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)の魅力に触れてみていただけますと幸いです。

 
 

INSIDE STORY #1

パリ出張の合間に、DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)のルーツを探るべく、バイヤーチームでアントワープへも立ち寄りました。

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ドリス・ヴァン・ノッテンをはじめ、マルタン・マルジェラなど数多くの世界的デザイナーを輩出した、アントワープ王立美術アカデミーも見学。

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建物は洗練された雰囲気があり、歴史そのものを目の当たりにしました。
アントワープの中心に位置する、DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)の旗艦店もチェックし、あらためてドリスの魅力を再確認した旅となりました。

 

そして、アントワープといえば、かつてPARIGOTでも取り扱いのあったステファン シュナイダー(STEPHAN SCHNEIDER)もあるということで、久しぶりの再会を果たすこともできました。

ステファンは、アントワープ王立アカデミーを首席で卒業した、独自の繊細なテキスタイルや洗練されたミニマルなコレクションで知られるブランドです。

奇跡的でウェルカムな再会は、とても感動的でした。
 
 

不思議なもので、DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)とステファン シュナイダー(STEPHAN SCHNEIDER)は全く別のブランドではありますが、どちらも独自なテキスタイルや柄が得意で唯一無二な存在でありながら、”大人が着てもどこか洗練されて上品に仕上がる”という共通の要素があると感じます。
 
そんなフィーリングのあるブランドはPARIGOTに親和性があるものだと、再認識した1日でした。