謹賀新年 2026年元旦

2026.01.01

高垣 孝久

パリゴ本社

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謹んで新春のお慶びを申し上げます。社長の高垣孝久でございます。
セレクトショップ「パリゴ」を運営する株式会社アクセは昨年10月、創業100周年を迎えることができました。
お客様はもちろん、お取引先様、従業員の皆様をはじめとした多くのステークホルダーのおかげと、心より感謝申し上げます。
 
本日のブログでは、100年という歴史にしっかりと向き合い、そのアーカイブをしっかりとまとめることで、次の100年につなげたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。
 

当社の創業は1925年。私の祖父母が衣料品雑貨店「高垣大安店」を開業したのが始まりです。
 

戦後の47年には、人服の服地の販売や仕立てを行う「高垣洋装店」、さらに57年には、婦人服・紳士服・呉服・寝具などを取り扱う総合衣料品店「尾道まるべに」の業態へと進化しました。
 
しかし、その歴史は決して、順風満帆だったわけではありません。
 

私が7歳の頃、父であり当時専務であった剛士が病に倒れ急逝致します。
 
私の家族は突然、3歳から16歳までの6人兄弟の母子家庭になってしまいました。母はそこから商売と子育てを両立し、踏ん張って2代目の社長として会社を支えたものの、業績は右肩下がり。以降、18年間赤字が続くことになりました。しかしながらその母の背中を見て育った6人の子供たちは、その後に一人ずつ商売を手伝うこととなります。
最初に次女の知代子が、次に長女の美吉子が次々と入社し、1987年にその後 3代目社長となる、兄の圭一朗が入社します。
 

圭一朗は、従来の業態ではもう立ち行かないと新業態を模索し、1991年の海外視察で圭一朗の目に留まったのは、パリの街中で年を重ねても洗練されたファッションに身を包んだマダムたちの姿。エイジレスにファッションを楽しむパリ文化に「良いモノを売る」商売の未来を見たのです。
 

そして翌年の1992年、「パリゴ」を始動。バイイングは兄の圭一朗と三女の佳代子が担当しました。当時の日本はDCブランド全盛期。尾道の小さなセレクトショップが持ち込んだフレンチカジュアルは新鮮で、市外からもファッション感度の高い層を中心に徐々に注目を集めることとなりますが、私の入社した1996年当時は、まだパリゴの年商は3500万円と決して楽観的な業績ではありませんでした。しかしながらお客様の70%が尾道より大きな都市、福山市や広島市、岡山市からお越しいただいており、未来の可能性を感じました。翌1997年には隣町の福山市にパリゴ福山店を開業し、その後尾道市・福山市でドミナント展開をすることとなりました。
 

2001年に福山市にオープンした「パリゴ デフィ」では、「トーガ」「グリーン(現ハイク)」「ミナ ペルホネン」などをいち早く導入。月間の坪当たりの売り上げが100万円以上を記録し、セール日は終日入場制限になるほどの人気を博すこととなりました。ここで得た手応えをもと、「マーク ジェイコブス」や「クロエ」など、海外のハイブランドの取り扱いも拡大していきました。
 

その後、2003年に広島市中心部にファッションビルアクセ広島とパリゴ広島店を開業し、高感度セレクトショップとしてのポジションを確立してまいりました。
多くのブランドを取り扱っているパリゴですが、取引を10年、20年と長く続ける事が出来ているのも開業以来バイヤーを務める常務の佳代子(三女)の人柄と選美眼による賜物と思っております。
 

2000年代後半に、三男の道夫がメンズのバイイングに加わり、メンズを本格的に展開することで、店の幅もさらに広がることとなりましたした。様々なファッションに袖を通してきた彼の経験値を武器に、店内でもモードやイタリアンクラシコ、ラグジュアリースポーツまで、1人の男性が状況や年齢に合わせて楽しめるテイスト幅をそろえたことが差別化につながり、メンズの成長を後押し致しました。
 

さらに生粋のデニム好きだった道夫が立ち上げたオリジナルのデニム業態「ジャパンデニム」は、福山・井原という国内屈指のデニム産地とデザイナーをつなげてデニム商品を共創。インバウンドからの反響も大きく今や当社を支える第2の柱に成長しています。
 

精度の高いバイイング、細部にこだわった店づくりなどを当社は強みとしておりますが、もう一つの武器が人材です。当社は約30年前から原則として新卒採用、正社員採用を貫き、長期的な人材育成を行っております。「これは、従業員を家族のように大切にする祖母チノから学んだ部分です。企業文化に加えて、1シーズンで50ブランド以上の勉強会も実施するなど、ブランドをリスペクトする姿勢と教育を徹底しており、そうした販売員の存在は、デザイナーやブランドとの信頼関係構築にもつながっています。
 

 地方発でありながら首都圏でも存在感を示し、さらなるステージへ動き出している「パリゴ」ですが、次に目指すのは「ワールドクラスのデストネーションストア」です。象徴となるのが、2023年に開業したウイメンズの「Le GRAND CLOSET de PARIGOT 麻布台ヒルズ」、2024年に開業した首都圏初のメンズ「Le GRAND CLOSET de PARIGOT/MAN GINZA SIX」です。ワンダーウォール片山正通氏が手がけたインテリアデザインと世界中から厳選した商品、販売スタッフの高い接客を融合した店舗で、究極の3つ星店とも言える店、来店することそのものが旅の目的となるような業態を目指しています。
 

1.「ジル サンダー」に別注した世界初となるバイカラーの“カンノーロ”バッグ(25万8500円)
2.「ステラ マッカートニー」限定のスパンコール素材でパイソン柄を描いた“ファラベラ”(17万4900円)
3. 「クロエ」に別注したメタライズドレザー製“アルファベット”スモールトリフォールド(8万9100円)
今回、100周年を記念した特別別注アイテムを国内外の約30ブランドと企画いたしました。
100周年特別記念の「ジル サンダー」「ステラ マッカートニー」「クロエ」とは、日本の小売店として初めてのコラボレーションが実現。長年、丁寧に築いてきたブランドとの関係性が実りました。日本ブランドでは「ハイク」「マメ クロゴウチ」「トーガ」「フェティコ」などが特別ウエアを企画してくださいました。
 
 
また、アニバーサリーを記念したイベント「a DAY by ACCÈS 2025」を広島と東京の2拠点で開催しました。
広島ではお客様向けに開催し、21年ぶりとなるアリスガーデンでのランウエイショーやアオイツキのパフォーマンスなどがイベントを盛り上げてくれました。
 
▼a DAY by ACCÈS 2025の記念スペシャルムービー

 
▼a DAY by ACCÈS 2025 @HIROSHIMAの様子
フランスのスパークリングワインでスタートです。
 
アリスガーデン会場
 
アリスガーデンとアクセ広島の会場
 
当社の100周年記念スペシャルムービーを放映
 
大阪万博や東京オリンピックの閉会式でも活躍のアオイツキによるパフォーマンス
 

 
ファッションショーでは国内外の15人のトップモデルが集結
 
ファッションショーフィナーレ
 
ショーのモデル達
 
いよいよアクセ広島のパーティへ
 
いよいよアクセ広島のパーティへ
 
パーティ会場
 
パーティ会場
 
DJ.MONDO
 
ロボモンの圧巻のパフォーマンス
 
バーレスク-キリーシャクレー
 
バーレスク-キリーシャクレーとMONDO
 
DJ YAMATO
 
モデルのフォトコール
 
非日常の空間演出
 
会場はオシャレな皆さんで盛り上がった
 
モデルもショッピング
 
DJ YAMATOは大人気
 
パリゴの卒業OGの皆さんも来場
 
 
東京・銀座のソニーパークでは、当社の軌跡を振り返る年表を掲示したほか、父剛士が1972~1973年に欧米を視察して、本人自ら撮影した8ミリフィルムをデジタルに転換し放映したり、私や兄圭一朗会長と訪れた1990-1991年の海外視察の写真なども掲示。約70組を超えるブランドから寄せられた手書きのメッセージも映しました。
 
▼a DAY by ACCÈS 2025 @TOKYOの様子
麻布台ヒルズダイニング33でスペシャルディナー
 
東京ダイニング33にでスペシャルダイニング
 
銀座ソニーパーク
 
銀座ソニーパークエントランス
 
ヒストリー
 
地下1階会場の雰囲気
 
100周年記念コラボ
 
100周年記念コラボ
 
8ミリフィルム映像
 
JAPAN DENIMエキシビジョン
 
DJ 松浦俊夫
 
地下2階会場
 
100周年ケータリング
 
ロボモンのパフォーマンス
 
前衛的なミュージックライブ
 
地下2階の雰囲気
 
地下3階レストラン
 
地下3階会場の雰囲気
 

創業家メンバー。左から、高垣道夫専務兼メンズディレクター、佳代子常務兼ウィメンズディレクター、孝久社長、圭一朗会長
 
次の100年も「良いモノを、丁寧に届ける」姿勢を貫き、本質的な価値を見極める審美眼とそれをお客様へ伝え啓蒙する企業でありたい考えています。