イタリア発のパンツ専業ブランドとして不動の地位を獲得している『PT01(ピーティーゼロウーノ)』

今回はPT01の斬新さやデザイン性の高さについてご紹介!

『インコテックス』や『GTA(ジーティーアー)』と並ぶ、イタリアのパンツ専業ブランドとして日本でも人気の『PT01(ピーティーゼロウーノ)』。”メンズクロージングにおいて最も重要なアイテムはパンツ”というコンセプトのもと、イタリア・トリノで誕生しました。ブランド名は”PANTALONI TORINO 01”の略で、トリノのパンツの中でNo.1を目指すという意味が込められています。美ラインを生み出すシルエットや特徴的な生地使い、遊び心あるディテールが特徴で、クラシック一辺倒だったドレスパンツ界に、新たな価値観や斬新さを生み出した革命児です。

「マーベルト」

まず注目すべきは、シャツの裾の飛び出しを防止する役割があるウエストの裏側のマーベルト。この仕様には裏地を使うことが多いですが、『PT01』では存在感ある柄や色で華やかに仕上げられています。また、持ち出しと呼ばれるウエストバンドが飛び出したような仕様だったり、ハンド風ステッチを多用してよりクラシックな印象を与えていたりと、細部にテーラーを感じさせる仕上がりが施されています。

「ポケット」

後ろポケットの口にある細い部分を玉縁といいますが、これが細い方がよりテーラーメイドの印象に近くなると言われています。一般的なこの幅は5mm〜が大体ですが、このブランドは3mm幅でポケットを作り上げています。また他にもカジュアルなパンツでは省かれるようなコインポケットなども実際に取り入れるなど、テーラーのパンツとしての基本を守りながらも独自の世界観を表現しています。

『PT01』ではカジュアルなパンツでも、ドレスパンツに採用される本格的なディテールを備えています。例えば腰周りのフィット感を高める3点留めの前立てや運動量を高める腰裏のV字スリット、内股の補強布、ベルトを固定するステイループなど。一切妥協せずに作り込まれたディテールは、抜群のフィット感も生み出してくれます。

GENTLEMAN FITはイタリアのプリーツパンツで多く見られる外側を向いたアウトプリーツ(リバースプリーツ)にかなりしっかりとテーパードを効かせたモダンで細身のシルエット。膝幅から裾にかけてが細すぎず、脚のラインが出にくいのでよりドレッシーに魅せる事が出来ます。高めに配されたバックボタンがヒップを高く見せてくれて脚長効果もしっかりと。

 

PT01の特徴である裾に向かうに連れて細くなっていくテーパードはそのままにヒップ周りから細く設定をされている為、細身の方が履くとスラッと美しいシルエットが出せる。仕様やデザインはクラシックだが、シルエットは現代的なタイトさを表現出来ているため、人気も高いモデル。

PT01でも非常に人気が高いEVO FITを使用し、そこにモダンなアレンジでサイドエラスティックを使用したアジャスターモデルへと改良しています。腰回りにSLIM FITのようなゆとりを出しつつ、膝下からはSUPER SLIM FITのようにテーパードを効かせた綺麗なシルエット。シワになりにくく、ホームケアも可能、など嬉しいポイントが盛りだくさん。

EVO FITを改良したモデルで、より履きやすい様に腰回りと裾先が少し緩め。PT01の中ではややストレート気味のシルエットで、クラシカルな印象。季節感たっぷりの仕上がりで、秋からのジャケパンスタイルのシーズンムードをグッと高めてくれる一本。