
SIZE THEORY
THE CLASSIC
THEORY
THEORY
クラシコの、サイズ理論。
ジャケットもパンツも、結局は「サイズ感」がすべてを決める。
素材や色よりも先に、そこで印象の8割が決まってしまう。
けれどその正解は、驚くほど言葉にされてこなかった。
長くクラシコを扱ってきたPARIGOT尾道店 店長・IWAOに、体の骨格を基準にした、
流行に左右されない「迷わないためのものさし」を聞いた。
Q.
クラシコの、サイズ感のポイントを教えてください。
「わかりやすいところで言うと3点です。袖の長さ、ジャケットの着丈、
そしてパンツの裾の長さ。まずはこの3つを押さえておけば、大きくは外しません。」
01 — SLEEVE
袖は、腕を下ろして1〜1.5cm。
シャツの袖が覗く長さが、唯一にして絶対の基準になる。

袖はどれくらいの長さが目安になりますか。
「シャツの袖が、腕を下ろした状態でも1cmから、長くても1.5cmくらい覗く長さ。
これが目安ですね。」
02 — LENGTH
着丈は、ヒップの切れ目を基準に。
ジャケットとパンツの境目だからこそ、着丈の長さにはこだわって。

着丈はどのあたりを基準にすればいいですか。
「ヒップのちょうど切れ目、足の付け根の部分が隠れるくらいの長さ。
もしくは、そこから2cmほど上まで。このあたりが基準になります。」
SINGLE / DOUBLE
フォーマル度が高くなるほどシングルの比率が上がる——結婚式の礼服や、夜のパーティー用のブラックスーツなどがその代表。ただし、シングルだから着丈を短く、ダブルだから長く、という決まりはない。
03 — HEM
裾は、くるぶしが隠れる長さで。
裾幅と、シングル/ダブルの選び方。

パンツの裾はどのあたりを目安にすればいいでしょうか。
「くるぶしが隠れる長さが基準です。裾幅にもよりますが、18cmくらいの細身であれば、
折り返しのないシングル仕上げでも十分きれいに見えます。」
SINGLE / DOUBLE
日本ではシングル仕上げが主流だが、イタリアやイギリスではダブル(折り返し)が主流。雨の日の泥除けとしての実用性や、裾に重みが出てパンツがまっすぐ落ちる、といった理由からとも言われている——諸説あり、絶対ではない。ただしクラシコを扱う店では、カジュアルパンツでない限り、ジャケパンやスーツのパンツはダブル仕上げにしているところがほとんど。
04 — SHOULDER
肩は、骨の位置から指1本分。
迷ったら、自分の骨格に還ればいい。

最後に、肩まわりのポイントも教えてください。
「自分の肩でいちばん出っ張っている骨の位置を見つけて、そこから
1cm、指1本分くらい外に落ちるのがベストです。骨より内側に入ると窮屈に見えるし、
落ちすぎるとオーバーサイズに見えてしまう。服の作りにもよるので一概には言えませんが、
この骨を基準にすると迷いにくいと思います。」

袖、着丈、裾、肩。
基準になるのは、いつも自分自身の骨格だ。
流行りに左右されない「正解のサイズ感」を知っておけば、
クラシコは何年経っても、頼れる一着になる。
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