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成瀬 蓮 ……市川さん、今日それ私物ですか? 相変わらず真っ黒っすね(笑)
市川 慶 ん~、まぁ結局これが一番落ち着くんだよね。朝、子供の着替えとか保育園の準備でバタバタしてる時に、自分の服のことまで悩んでる余裕ないし。
松尾 琢也 たしかにね~。パパは朝が勝負だもんね。でも慶くん、その黒、ただ手抜きしてるだけじゃないでしょ?
市川 慶 まぁ、意識はしてますね!結論から言うと、身長が168cmしかないので。成瀬くんみたいに何も考えずに着てサマになる体型じゃないから、重心をどこに置くかだけは計算しておかないと、一気に『おじさん』になるんですよね……。
成瀬 蓮 え~、考えすぎじゃないっすか?(笑) でも、子供がいるから汚れにくい黒とか、動きやすい素材とか……そういうの、僕ら独身にはない視点ですよね。
市川 慶 動けて、汚れてもケアできて、ちゃんとオシャレでいたいというか。「それ選ぶのセンスいいね」って思われたいんだよね。(笑)そのちょうどいい落としどころがこのスタイル。あんまりわからないと思うんだけど、『市川っぽさ』を合理的に表現できるように服選びはするかな。
松尾 琢也 そうよね~。でも慶くんのその『合理性』はわりと共感してくれる人多そうな気がする。僕のパッションだけじゃ、ハマらない人は置いてけぼりになるからね(笑)
成瀬 蓮 松尾さんは確かに(笑)。でも、市川さんの『パパ目線』だけどガチで格好いいルール、実際買い物に迷ってる人には一番刺さる気がします。
市川 慶 ……だといいんだけど。というわけで見苦しいかもしれませんが、今日は僕がなぜ、この『合理的なクローゼット』に行き着いたのか。その根拠をお話ししますね。
松尾 琢也 楽しみだねぇ!よし、まずは市川慶の『失敗しないルール』から覗かせてもらおうか。
Who we are / Archetype Vol.02

僕たちが、PARIGOTで
この服を選ぶ理由。

市川 慶

  • AGE: 35
  • HEIGHT: 168cm / 骨格ナチュラル
  • FAMILY: 妻、息子、娘の4人家族
  • HOBBY: バスケ、筋トレ、キャンプ

「168cm、35歳。僕が黒を軸にするのは、自分だけの『スタイル』を確立したいからです」

178cmや183cmある二人が正直羨ましいですよ(笑)。僕は168cmなので、着る人の体型ありきで見栄えが左右される服は選びません。代わりに徹底しているのが「一貫性」です。「あ、市川さんっぽい」という自分の型を周囲に持ってもらうことで、体型をカバーする以上の価値を作りたいんです。
軸となるのは「黒」。迷いを消し、一瞬でコーデを完成させるための武器です。合わせる色は、計算が必要な中間色(アースカラーなど)より、パッと決まるビビッドカラーやチャコール。例えば黒×ネイビーのような、トーンが中途半端に違う合わせは避けます。
また、「洗える・シワにならない」は重視しています。洗いざらしで着られるカットソーや機能素材を選びがちですね。もちろんトレンドも追いますが、あくまで僕のルールに合うものだけ。結論的には、僕は服選びを「演算」にして、自分の一貫性をデザインしたいんだと思います。

市川流・スタイリングポイント

01
Styling Items
  • CUT&SEWN Acne Studios
  • DENIM HYKE
  • SHOES PADRONE
  • EYEWEAR A.D.S.R.
  • BAG zattu
LOGIC
01.

「少しの違和感」で作る大人のデイリースタイル

市川 慶
市川 慶

このコーディネートは僕の『ミーハー心』と『パパとしての合理性』の折衷案です。

トップスはAcne StudiosのロングスリーブT。黒を軸にする僕にとって、ガシガシ洗えるコットン素材は絶対条件ですが、それ以上に『一枚でスタイルが決まる』という一貫性を重視しています。

ボトムスは、最近のトレンドでもあるHYKEのバレルデニム。168cmの僕がワイドを履くと重心が下がりがちですが、この独特な曲線(バレル)シルエットは、体型を隠すのではなく『あえての形』としてスタイルに昇華してくれます。アースカラーよりも、このクリーンなブルーの方が黒とのコントラストがはっきりして、コーディネートを演算しやすい。

そして一番のポイントは足元。ローファーの顔をしたスニーカーです。この『少しの違和感』が、単なるカジュアルを大人っぽく引き締めてくれます。ローファーの品格を持ちつつ、子供と一緒に走り回れる動きやすさもポイントですね。

バッグのストラップに差したビビッドなネオンカラーも、僕なりの計算です。全体がシンプルだからこそ、この一点の色彩がロジックを完成させてくれます。

02
Styling Items
  • SHIRT N.Hoolywood
  • PANTS Tamme
  • SNEAKERS SALOMON
  • BACKPACK White Mountaineering × BRIEFING
  • EYEWEAR A.D.S.R.
LOGIC
02.

「手入れの楽さ」と「スタイルの確立」の両立

市川 慶
市川 慶

これが僕にとっての『平日から休日までを支える最強のユニフォーム』です。

羽織っているのはN.HOOLYWOODのコンパイルラインのシャツ。ポリエステルメインの合繊素材なので、洗濯機でガシガシ洗えて、アイロンも不要。パパにとってこれほど合理的な素材はありません。

ボトムスは、僕が信頼を寄せているTammeのミリタリーパンツ。168cmの僕がボリュームのあるパンツを履く時は、シルエットの『強さ』を重視します。このパンツは形が崩れにくく、体型を隠すのではなく『強いシルエットを纏っている』という見せ方にしてくれるんですよね。裾が絞れるので、私の身長でもバランスの調整がしやすいのが◎。

バッグやサングラスを含め、全体をブラックからチャコールのようにグラデーションで整えるのが僕のセオリーです。同系色で繋ぐことで視線を止めず、168cmをスマートに見せています。ただ、全身真っ黒だと重すぎる。そこで足元にはSalomonのグレーシルバーを。トーンは合わせつつも、質感で『抜き』を作る。この少しの明るさが、コーディネートに計算されたバランスをもたらしてくれます。

トレンドのテック感は取り入れつつも、あくまで『市川らしい』一貫性を崩さない。機能性を追求した結果、スタイルが完成する。これが僕の理想とする服の選び方です。

03
Styling Items
  • SHIRT OAMC Peacemaker
  • PANTS N.Hoolywood
  • カテゴリ名 ブランド名
  • SNEAKERS Maison MIHARA YASUHIRO
  • BAG LEMAIRE
  • BEANIE KIJIMA TAKAYUKI
  • EYEWEAR EYEVAN
LOGIC
03.

柄物を「理論」で着こなす大人ストリートスタイル

市川 慶
市川 慶

ショーツを履くならトップスは長袖。これが僕の鉄則です。

168cmの僕が上下ともに短い面積にしてしまうと、どうしても子供っぽく見えてしまう。だから、ショーツにはあえてボリュームのある長袖を合わせることで、上半身に視線を集め、全身の比率を整えるんです。

普段、柄物はあまり着ませんが、OAMCのこのブルゾンのように『主役』が明確で、かつ僕のベースカラーであるモノトーンに収まっているものなら話は別。迷いなくトライできます。

足元はMaison MIHARA YASUHIROのスニーカーでボリュームを出しつつ、バッグはLEMAIREゲームバッグを合わせて、品格をキープ。

そして仕上げのポイントはアイウェアです。これがあることで、ゴリゴリのストリートに寄りすぎない、ちょっと知的な『大人ストリート』として成立させています。

ミーハー心で選んだ主役級の一着を、いかに僕のセオリーの中に組み込むか。これもまた、ファッションの楽しみ方の一つです。

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